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by boardgamer

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”ゲームが好きと言いきれる”の紹介記事もくじページです。
ボードゲーム紹介ページへのリンクをまとめました。

ドイツ年間ゲーム大賞受賞作(Spiel des Jahres)
2023年:ドーフロマンティック ・・・NEW
2022年:カスカディア 
2021年:ミクロマクロ 
2020年:ピクチャーズ 
2019年:ジャストワン 
2018年:アズール 
2017年:キングドミノ 
2016年:コードネーム 
2015年:コルトエクスプレス 
2014年:キャメルアップ 
2013年:花火 
2012年:キングダムビルダー 
2011年:クゥワークル 
2010年:ディクシット 
2009年:ドミニオン 
2008年:ケルト 
2007年:ズーロレット 
2006年:郵便馬車 
2005年:ナイアガラ 
2004年:チケットトゥライド 
2003年:アルハンブラ 
2002年:ヴィラパレッティ 
2001年:カルカソンヌ 
2000年:トーレス 
1999年:ティカル 
1998年:エルフェンランド 
1997年:ミシシッピクウィーン 
1996年:エルグランデ 
1995年:カタンの開拓者たち 
1994年:マンハッタン 
1993年:ブラフ 
1992年:ホーマスツアー 
1990年:貴族の務め 
1988年:バルバロッサ 
1987年:アウフアクセ 
1986年:アンダーカバー 
1984年:ダンプフロス 
1983年:スコットランドヤード 
1982年:ザーガランド 
1981年:フォーカス 
1980年:ラミィキューブ 
1979年:うさぎとはりねずみ 


ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門受賞作
2023年:チャレンジャーズ! ・・・NEW
2022年:リビングフォレスト 
2021年:パレオ 
2020年:ザクルー 
2019年:ウィングスパン 
2018年:クアックサルバー 
2017年:脱出:ザゲーム 
2016年:アイルオブスカイ 
2015年:ブルームサービス 
2014年:イスタンブール 
2013年:アンドールの伝説 
2012年:村の人生 
2011年:世界の七不思議 


その他のボードゲーム
クク 
ベガス 
ベルズ 















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ブログテーマ:コロナウイルス対策。自宅での過ごし方・暇つぶしを教えて!
# by boardgamer | 2021-12-31 23:59 | ボードゲーム | Comments(0)
2023年ドイツ年間ゲーム大賞受賞作”DORF ROMANTIK:ドーフロマンティック”の紹介です。もともとデジタルゲームからボードゲームに展開されてゲーム大賞を受賞した珍しい作品です。全員で協力してタイルを配置して高得点を狙います。獲得した得点により新しい要素が解放されていくので同じメンバーで複数回遊ぶことができます。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403758.jpg


箱の中身はシンプルです。ルールブック、キャンペーンシート、スコアシート、アンロックコンポーネント、地形タイル、タスクタイル、タスクマーカです。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403778.jpg


<キャンペーンシート>
複数回ゲームを遊び、このキャンペーンシートをコンプリートする事がこのゲームの大目標です。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403775.jpg


<スコアシート>
1回のゲーム最後に得点を計算するためのシートです。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403749.jpg


<アンロックコンポーネント>
複数回遊んでキャンペーンシートが進んでいくと追加で導入されるルールが隠されています。最初のプレイの時は使用しませんのでそのまま箱にしまっておきます。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403799.jpg


<地形タイル>
ゲームで使用する通常地形タイルです。森、畑、村、水路、線路、草地の地形が描かれています。この同じ絵柄をつなげて遊びます。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403772.jpg

地形タイルに3枚だけフラッグ(旗)が描かれたタイルがあります。これはこの絵柄につなげたタイル群が閉じると最後に勝利点を得られる効果を生じます。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403824.jpg



<タスクタイル>
通常の地形タイルと同様の絵柄に追加して吹き出しマークが描かれています。このタイルはタイルをつなげる事で得点を発生させる”タスクマーカ”を生み出します。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403840.jpg


<タスクマーカ>
タスクタイルの上に1枚置かれるマーカです。表には数字が描かれており、指示された絵柄のタイルを必要枚数つなげて配置する事で得点を得られます。連続枚数は指示値ピッタリの必要があり、超過した場合はタスクマーカは破棄されます。

<ゲームの準備>
地形タイル、タスクタイル、タスクマーカをそれぞれ裏向きでよく混ぜて山札とします。地形タイルの山札から3枚を裏向きのまま箱にしまいます。(ランダム要素を出す為に表を見ずに除去されるタイルです)
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403880.jpg
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_21184916.jpg



<勝利条件>
協力ゲームですので勝利条件はありません。全員で協力してなるべく多くの得点獲得を目指します。

<ゲームの流れ>
スタートプレイヤを決め、下記①②③を行います。
①タイルを引く。
②タイルを置く。
③タスクマーカの達成。
これで手番が終了し時計回りに次のプレイヤの手番となります。

<①タイルを引く>
盤面に出ているタスクマーカが3個未満ならばタスクタイルを引きます。3個のタスクマーカが既に出ていれば地形タイルを引きます。(ゲームの最初3ターンは必ずタスクタイルを引くことになります)
タスクタイルを引いた場合は、指示された図柄のタスクマーカを1個ランダムに取ってタスクタイルの上に置きます。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_21193588.jpg
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_21254760.jpg


<②タイルを置く>
引いたタイルを盤面に配置します。配置する際は既に盤面に置かれているタイルに少なくとも1辺は接しておく必要があります。また、線路と河川は別の地形にぶつかるように配置してはいけません。(森、畑、村、平地はそれぞれつながっても大丈夫です。同じ地形でつなげた方が有利な場合が多いです)

※タイル配置時の補足ルール
・タスクマーカで要求されている数値より多くのタイルとつながるテリトリー(連続)ができるようにタイルを配置してはいけません。
・既に配置されているタスクマーカで要求されている数値より多くのタイルとつながるテリトリーができるようにタイルを配置する事は認められます。(今回配置するタイルで要求されている数値だけが制限の対象になる事を意味しています)
・タイルの配置は全員で相談して良いです。最終的に配置を決めるのは手番プレイヤとなります。

<③タスクマーカの達成>
タイルを置き終わったらタスクが達成されたか確認します。タスクマーカで指示された枚数とちょうど一致した場合にタスクは達成されます。(超えてしまった場合や、不足しておりこれ以上達成の見込みが無くなった場合はタスクマーカは除去されます)
下の写真では左端に置かれた村タイルで5枚目の村テリトリーが完成し、これ以上村をつなげる場所が無くなります。この時ノルマ5のタスクマーカは獲得され、ノルマ6のタスクマーカは除去されます。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19423947.jpg
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_21390482.jpg


これを繰り返して、引けるタイルが無くなったらゲーム終了となります。(引くことができずに残ったタイルは破棄されます)

<タイル配置の補足>
同じ絵柄をそれ以上つなげる事ができない状態を閉じたと呼びます。下の写真は森が3枚つながりそれ以上つなげられる辺が無いので閉じた森となります。(この写真では、緑のフラッグが閉じた森にあるのでゲーム終了時の得点対象になります)
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19424094.jpg

<ゲームの終了>
スコアシートを使用して得点計算を行います。
一番上の行は、獲得したタスクタイルの合計値を記入します。
2番目の行は、閉じたフラッグのテリトリータイル数を記入します。また最長線路のタイル数と最長水路のタイル数も記入します。
3行目はアンロック済みのルールからの得点です。(最初のプレイ時は0点です)
4行目はプレイヤ全員の名前と遊んだ日付と合計点を記入します。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403749.jpg

・獲得した合計点により、キャンペーンシートに状況を記入します。
・一番左の表から、今回の得点で達成できたボーナス(×マーク数)を調べます。得点は切り捨てで表に照らし合わせてください。
・今回獲得したボーナス分だけ中央のキャンペーンマークを消していきます。一番下の白〇マスから×マークを書き込んでください。
六角形のマスは×マークは付けません。(解放され獲得できるコンポーネントが描かれています)
・獲得したコンポーネントを覚えておけるように、右端の表にチェックをつけておきます。
ドーフロマンティック 2023年11月25日_b0397790_19403775.jpg

以上でゲームの説明は終わりです。デジタルゲーム版も面白いですが、ボードゲームはよりルールが簡単になり大人も子供も一緒に遊べるゲームに仕上がっていると思います。日本語版が発売されて入手しやすくなりました、機会があればぜひ遊んでみてください。



















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# by boardgamer | 2023-11-25 22:04 | ボードゲーム | Comments(0)
2023年ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門受賞作”チャレンジャーズ!”の紹介です。
カードバトルゲームの大会に出場している雰囲気を味わえる変わったコンセプトのゲームです。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101556.jpg


箱の中身は初期デッキ、ロボットデッキ、基本都市セット、追加セット、フラッグトークン、ファンチップ、トロフィーチップ、パークシート、カードトレイです。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101586.jpg


カード類の説明です。左上が初期デッキでプレイヤ8人分の同じ初期デッキです。中央上がロボットデッキで奇数人数プレイの時に余ったプレイヤが対戦する自動ロボット用のデッキです。右上が基本都市セットで全てのゲームで必ず使用される基本カードです。左下が大会予定表で各プレイヤに1枚ずつ配られどのバトルパークで対戦するか等の情報が描かれています。残り6種類が追加セットデッキで各ゲームではこの中から5種類のカードを選んで使用されます。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101582.jpg


左フラッグトークンはバトル中に奪いあうトークンです。中央のファンチップは獲得したファン(勝利点)を表します。右トロフィーチップは各ラウンドの勝利者に与えられます(裏面には勝利点が書かれています)
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101645.jpg


パークシートはテーブル上に広げられて各プレイヤ同士が対戦するステージとなります。1:1のバトルを行いますので8人プレイ時には4枚のシートが全て使用されます。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101625.jpg

カードトレイは補充用山札と捨て札をストックしておく箱です。カードの強さでABCが分けられています。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101633.jpg


<ゲームの準備>
①パークシートの準備
参加人数に応じた色のパークシートをテーブルに並べます。それぞれのパークシートはカード3枚分以上のスペースを空ける事が推奨されています。2人プレイ以下では緑のパークシートだけが使用されます。7人以上では緑赤紫黄色のパークシート全てが使用されます。今回は2人プレイでの説明をします、緑のパークシート1枚をテーブルに広げます。
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CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101735.jpg


②大会予定表を配る
それぞれの大会予定表カードの右側に数字が書かれています。プレイヤ人数に応じて白く書かれている数字と一致するカードを使用します。2人プレイでは左側の2枚が使用されます。(例:右側のカード3~4人プレイで使用されるカードです)大会予定表には各プレイヤが各ラウンドで戦うパークシートの色や座るサイドや引けるカードが示されています。(下の写真では1ラウンド目が緑のパークシートで、濃い葉っぱ側サイドに座る事が示されています)
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101702.jpg
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101724.jpg

③フラッグトークン
各パークシートの色と同じフラッグトークンをパークシートの中央に置きます。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20105826.jpg


④トロフィーチップ
トロフィーチップを1~7ラウンドの山に分けてシャッフルします。各ラウンド数の山から1枚づつ引き、大きい数字のチップが下になるように積み上げます。一番下が7で一番上が1です。そのセットを各パークシート中央付近のトロフィーの絵が描かれている部分に置きます。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20105894.jpg
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⑤ファンチップ
ファンチップはひとまとめに集めて置きます。
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⑥カードトレイ
ABCカードトレイも全員が手の届く位置に置いてください。

⑦カード山札の準備
基本都市セット(建物マークで右下にABCの文字)を取り出し、ABCの種類毎に分けておきます。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20105834.jpg


追加セット6種類の中から今回使用する5種類を選びます。最初は宇宙を抜いた5種類で遊ぶことが推奨されています。
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選んだ5種類の追加セットもABCの種類に分けます。
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先の基本都市セットABCと追加セットABCを良く混ぜて山札を作り、カードトレイに置きます。
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⑧初期デッキ
各プレイヤは自分の初期デッキカード6枚を受け取ります。自分が受け取っている大会予定表右下のマークと一致する初期デッキカードを受け取ります。(デッキの構成は全プレイヤ同じです)
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<ゲームの目的>
予選7ラウンドを戦いポイント上位2位以上を目指します。その後上位2名による決勝戦を行い優勝を目指します。

<ゲームの流れ>
デッキフェイズとマッチフェイズの2フェイズを7回繰り返します。その後上位2名による決勝戦を行います。

<デッキフェイズ>
 ①対戦するパークへの移動
 ②カード獲得
 ③カード除去(任意)

①対戦するパークへの移動
自分の大会予定表を確認し、このラウンドで戦うパークシートの色とサイドを確認して場所を移動します。各ラウンドでの色とマークの濃淡を確認してください。(2人プレイでは同じ相手と同じサイドでの戦いとなるので移動は発生しません)
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20101724.jpg


②カード獲得
自分の大会予定表を確認しこのラウンドで獲得できるカードの種類と枚数を確認します。上の写真の1ラウンド目を見るとAのカードが2枚描かれていますので、Aの山札から合計2枚のカードを獲得する事ができます。(説明用の例:3ラウンド目はAの山札から2枚か、Bの山札から1枚のどちらか一方を選ぶことができます)
1ラウンド目の獲得はA山札からなので、山札から5枚のカードを引きます。
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各ラウンドで1回だけカードを引き直すことができます。これは最初でも良いですし、1枚目のカードを獲得した後で残りの4枚を引き直すとこもできます。下の写真では1枚目を獲得して残りの4枚をカードトレイAの捨て札置き場に捨てて、新たに4枚のカードを引き直し2枚目を確保し残りの3枚をカードトレイAの捨て札置き場に捨てたところです。
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今の手持ちカードに新たに獲得したカードを加えます。
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③カード除去(任意)
もし自分のデッキで不要なカードがあればここで捨てる事が可能です。
以上でデッキフェイズは終了となります。

<マッチフェイズ>
 ④デッキシャッフルと先攻決定
 ⑤アタック(交互)
 ⑥トロフィー獲得(勝利時)

④デッキシャッフルと先攻決定
各プレイヤは自分のデッキをシャッフルして山札とします。
最も数字の大きいラウンドのトロフィーチップを持っているプレイヤが先攻となります。1ラウンド目や同数だった場合はフラッグトークンをコイントスして先攻を決めます。先攻となったプレイヤは自分の山札の一番上のカードをパークシートの上に置き、フラッグトークンをそのカードの上に置きます。(自分がフラッグ保持中となります)
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⑤アタック(交互)
相手プレイヤに手番が移ります。カード山札の一番上のカードをパークシートの上にオープンします。カード上部にパワーの値が書かれています。またカード下部にボーナスポイントが書かれている場合もあります。これらの値を全て合計してフラッグ保持中のカードのパワー以上になれば相手を倒してフラッグトークンを奪うことができます。フラッグを奪われたカード達は退場してパークシート左右のベンチスペースに置かれます。各サイドに6席のベンチスペースがあります、同じ名前のカードは1つのベンチスペースにまとめて置かれます。下の写真では先攻プレイヤの「新入り:パワー1」を後攻プレイヤ「犬:パワー3」が倒してフラッグを奪いました。「新入り」はパークシート横のベンチスペースに移動します。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20115447.jpg


これの相手を倒してフラッグトークンを奪う作業を交代で続けていきます。先攻プレイヤが山札から1枚めくります。「メイクさん:パワー1」は「犬:パワー3」に及びませんでしたので追加のカードをめくる必要があります。
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先攻プレイヤは山札から2枚目のカードをめくります。「犬:パワー3」なので「メイクさん」と合計したパワーは4となり、後攻側のパワーを上回りました。
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最後に出したカードが一番上に来るようにしてカードを束ねてその上に奪ったフラッグトークンを置きます。後攻プレイヤの「犬」はベンチに移動します。
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再び後攻プレイヤの手番となります。山札から「新入り:パワー1」追加で「タレント:パワー2」をめくりました。「犬:パワー3」と同点になったのでフラッグを奪うことができます。
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後から出した「タレント」が上になるようにカードを束ねてその上にフラッグトークンを置きます。先攻プレイヤの「メイクさん」と「犬」はベンチに移動します。これで3カ所のベンチが埋まりました。
CHALLENGERS!(チャレンジャーズ!) 2023年8月23日_b0397790_20115668.jpg


もう少し続けて説明します。先攻プレイヤがカードをめくります。「新入り:パワー1」でした。ここで先ほどベンチに移動した「メイクさん」の能力が発動します。「メイクさん」がベンチにいる時にはパワー1のカードはアタック中+2の効果を受けます。これにより「新入り」のパワーは3となり後攻側「タレント:パワー2」を倒す事ができます。
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フラッグトークンを奪います。後攻側の「タレント」と「新入り」がベンチに移動します。
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後攻側がカードをめくります。「ピエロ:パワー1」です。先攻側「メイクさん」の効果はアタック中だけなので「新入り:パワー1」と同点となりフラッグトークンを奪うことができます。
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「ピエロ」にも特殊能力があり、フラッグ所持者になったらファン2を得る事ができます。星型のファンチップを2点分受け取ります。これが最終的に勝利点に加算されます。先攻側の「新入り」はベンチに移動しますが、既に「新入り」がいる同じスペースに置かれます。
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これを繰り返していきます。最終局面だけ追加で説明します。先攻側「チャンピオン:パワー4」がフラッグトークンを持っています。後攻側の山札は最後の1枚です、既に「チャンピオン」も使用してしまっており絶望的な状況です。
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最後の1枚をオープンします。「映画スター:パワー2」です。特殊能力がベンチの「新入り」カードを2枚までデッキの上に置くです。
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2枚の「新入り」をデッキ山札に戻し、その2枚を公開します。合計パワーは4となり、相手の「チャンピオン:パワー4」からフラッグトークンを奪えます。
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先攻側はもう山札がありません。

⑥トロフィー獲得(勝利時)
勝利条件は2つあります。今回のようにアタック側がフラッグ保持側のパワーに到達する事ができなくなった場合。
もう一つは相手がベンチにカードを置かなければいけない時に既に6カ所が既に埋まっていて、7カ所目以上にカードを置かなければいけない場合です。
勝利したらパークシート中央のトロフィーチップの一番上を受け取ります。裏面に勝利点が書いてありますがまだ誰にも見せてはいけません。
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これで1回戦が終了です。2回戦が始まりますのでデッキフェイズから繰り返します。

<決勝とゲームの終了>
第7ラウンド後、各プレイヤは獲得したファンチップとトロフィーチップ裏面の☆数字を合計します。数値が大きい順で1位と2位のプレイヤが決勝戦を行います。同点の場合はトロフィーチップ数の多い方が上位です。それも同点の場合はより高いラウンド番号のトロフィーチップを持っているプレイヤが上位となります。
決勝戦のデッキフェイズでは②カードの獲得はできませんが③カードの除外はする事ができます。1回のマッチフェイズを行い優勝者を決定します。


トレーディングカードゲームで大会に出場する感覚を味わえるコンセプトが新鮮で面白いゲームです。自分の組んだデッキが理想通りに展開されて勝利をつかんだときは非常に気持ちが良いです。このゲームがエキスパート部門ゲーム大賞を受賞した理由がわかります。キャラクタ設定やイラストにクセがあり抵抗を感じられるかたもいるかもしれませんが海外のゲームはこういう物だと悟って遊んでみると良いと思います。対戦中はカードを上からめくるだけでほとんど考える要素は無いのでテンポよくゲームが進むのも良い特徴です。日本語版が発売されて入手もしやすくなっています。機会があればぜひ遊んでみてください。




















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# by boardgamer | 2023-08-23 21:13 | ボードゲーム | Comments(0)
KAIJU ON THE EARTH(カイジュウ オン ジ アース)の第4弾”quANT:クアント”の紹介です。
第1弾のボルカルスから繋がるストーリーを背景としたゲームです。
ボードゲームはイマジネーションが大事、そう考えられる人類にぜひ遊んでいただきたい作品です。
クアント 2023年6月24日_b0397790_05484250.jpg


箱の中身は、都市ボード、怪獣カード、イベントカード、サマリーシート、マーカー、機密書類封筒、エンディングカード、説明書です。今までの怪獣シリーズに比べるとシンプルなコンポーネントです。
クアント 2023年6月24日_b0397790_05484350.jpg


<機密書類封筒>
ゲームを開封したのに開ける事が許されないコンポーネントがあります。こういう仕掛けがワクワクさせてくれます。
クアント 2023年6月24日_b0397790_05484306.jpg




<ゲームの準備>
①都市ボードの配置
7枚の都市ボードを裏向きでよく混ぜたのち、表向きで横一列に並べます。つまり毎回都市の配置はランダムになります。
クアント 2023年6月24日_b0397790_05490102.jpg


②威力限界ボード&マーカー
人類側の攻撃力を表すボードです。ラウンド管理もここで行います。都市ボードの横に少し離して置きます。
赤丸のマーカを威力限界ボード左下のスタートマスと、ボード左上ラウンド1のマスに置きます。
クアント 2023年6月24日_b0397790_05490221.jpg

③追加作戦カードの配置
イベントカードの束から追加作戦カード2枚を探し出して、威力限界ボードの上に指示された順番で並べます。(上の写真を参照)

④イベントカード山札を作る
残りのイベントカード26枚を裏向きでよく混ぜて山札とします。手の届きやすい位置に置いてください。
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⑤怪獣カードの配置
怪獣の種類ごとに分けて山札を作ります、都市ボードの向こう側に置くと管理しやすいです。
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⑥サマリーシートの配置
ゲームの流れをまとめてあるサマリーシートを見やすいところに置きます。ゲームに慣れてしまえば不要です。
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⑦使用しない道具をしまう
エンディングカードと機密書類封筒とスタートプレイヤマーカを箱にしまいます。
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以上でゲームの準備は完了です。4人掛けテーブルで十分なスペースです(小さめのこたつでも遊べると思います)
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<ゲームの手順>
<勝利条件>
壊滅都市が2つ以下の状態で第3ラウンドを終了する。逆に壊滅都市が3つ以上になった時点で即座に敗北となります。


<ラウンドの流れ>
 ●ラウンドの準備
 ①補充
 ②使用
 ③解析
 ④結合
 ⑤壊滅
①~⑤を1ターンとして、手札が無くなるまで繰り返します。

<ラウンドの準備>
都市ボードの下部分に怪物穴が描かれています。各都市にその穴の数と同じ枚数の怪獣カードを新規に配置します。配置する怪獣カードはラウンド毎に異なります。
ラウンド1:ノーマル(強さ1)
ラウンド2:ユニークス(強さ10)
ラウンド3:ガーディアン(強さ100)
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・ラウンド2とラウンド3の場合は、威力限界ボードの上にある追加作戦カードを山札に追加してよく混ぜます。
・山札から5枚の作戦カードを引き手札とします。
・望むなら1回だけマリガン(手札の引き直し)ができます。
手札からいらないカードを望む枚数捨て、同じ枚数を山札から引きます。捨てたカードを山札に戻してよく混ぜます。

①補充フェイズ
プレイヤの手札が5枚になるまで山札からカードを引きます。(つまり準備フェイズ直後は何もしなくて良いです)山札が0枚になったらこのフェイズは飛ばされます。
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②使用フェイズ
手札から好きなカードを1枚プレイしてカードの効果を処理します。処理が終わったカードは捨て札となります。下の写真では区画攻撃のカードを使用して右側2つの都市からそれぞれ2体の怪獣を除去しました。
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③解析フェイズ
使用フェイズの戦闘結果に応じて威力限界を上げる事ができます。威力限界とは人類の攻撃力を示しており、基本的には攻撃力以下の強さである怪獣しか倒す事ができません。作戦カードの効果でより強い怪獣を倒せる場合があります。
怪獣を倒していないか、現在の威力限界未満の怪獣しか倒していないターンは威力限界は上昇しません。現在の威力限界と同じ強さの怪獣を倒していたターンは威力限界マーカを1マス進めます。現在の威力限界を超える怪獣を倒したターンは威力限界マーカを2マス進める事ができます。
今回は威力限界が1で、倒した怪獣はノーマル(強さ1)が4体でしたので、威力限界マーカを1マス進めます。
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④結合フェイズ
各都市にいる怪獣の数値を合計してより強い怪獣カードと入れ替えます。結合の時に端数は消滅します。(強さ3ソルジャー4体が結合すると、強さ10ユニークス1体だけとなる)
怪獣によっては都市に出現した時に追加の効果を発動させる場合があります。(例:強さ30ガーディアンを都市に置いたとき、追加で強さ1ノーマルを都市に置きます)

⑤壊滅フェイズ
都市ボードごとの防衛力(マス数)を超える枚数の怪獣カードが置かれている都市は壊滅状態となります。(マス数ピッタリの場合はまだ大丈夫です)怪獣カードの強さではなく枚数により判定する事を間違えないでください。
壊滅状態となった都市ボードを裏返します、上に乗っていた怪獣カードは全てストックに戻します。壊滅状態となった都市は存在しないものとしてイベントカードの判定を行います。
下の写真の例ではワルシャワとパリが防衛力を上回る怪獣により壊滅させられてしまいます。一見パリは防衛力3で怪獣カード3枚で大丈夫のように見えますが、強さ3ソルジャーは都市の一番上の防衛力マスを無効にしてしまうので、パリの防衛力は2しかなく壊滅させられてしまいます。
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以上で1ターンの処理が終了です。壊滅都市が3つ以上になっていたら敗北となります。手札が残っていれば①補充フェイズに戻ります。手札を使い切っていれば次のラウンドに移ります。ラウンド3が終われば勝利となります。

勝利後に達成できたミッションにより得点を計算して評価を受け取ります。今回のテストプレイでは評価点5,789点でDランクでした。
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もしシェフィをプレイしたことがあればルールが非常に似ているのですぐに始める事ができます。初プレイでも理解しやすいルールで説明書の補足も詳しく書かれているので遊びやすいゲームです。テーマが重いので好き嫌いが分かれると思いますが機会があればぜひ遊んでみてください。




















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# by boardgamer | 2023-06-24 07:10 | ボードゲーム | Comments(0)